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制作経緯についてですが、ハリウッド系BGMを制作するのに、僕は開発当初それらしき音源を持っていなかったのです。
なら作ってしまえ!というKMG7的な発想のもと、この音源の開発に取り掛かりました。
最終的にお値段を安く設定させていただきましたが、高い音源だから信用があるという概念を振り払うよう、安くても使える音源を志しました。
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さて、オケに混ぜてどれほど使えるかはまだまだ未知数ですが、実際にPVで使ってみる限り、EQをいじったり、リバーブを他のものと差し替えたりして、それなりのサウンドが出せることがわかりました。
現在はまだバージョン1.0.0で23種類の音色しかありませんが、スクリプト上60種類まで増やせるようになっております。
今後バージョンアップにてよい音が見つかり次第、音色を増やしていこうと考えております。
そのときお値段も若干上げさせていただきますのでよろしくお願い致します。
おっと、経緯の説明でしたね。
つまり、そういう音源を持っていなかったわけで、持ってないというのは、お金がなかったんです。その後NI社KOMPLETE10を導入し、アクションストライクスを手に入れたので、しばらく必要なかったのですが、KMG7を2.9.0にバージョンアップしたのをきっかけに、音源制作に気合が入り、続きを制作したわけです。
当初お金がなく、この音源を作り始めたという気持ちを大切にし、この音源を作るにあたり、大金をかけることは好ましくないと考え、とにかく身の回りのものでHOLLYWOODを体験しようというのが、コンセプトとなりました。決してケチ心でお金を使わなかったわけではないです。
使った物をおおまかに解説いたしますと、
車
洗濯機
ドア
引き戸
空き缶(500円玉2枚付き←スナッピー代わり)
鍋(おたま)
コップ(中身は薄めためんつゆ)
箱(ドラムスティック)
スプレー
カーテンレール
電動ドリル
喉
唇
といったところでしょうか。
決して既存の楽器を使わないというのもコンセプトの一つであります。
お勧めは、「ボンネット」、「おかん's Room」、「洗濯機」、「スプレー」あたりでしょうか。
特にボンネットはいい音でます。玄関ドア(タイミングを少し加工してますが)はボンネットの少し軽い版みたいなサウンドです。車のドアは、低域を増やしたいときにアクセントにもちいるとよいでしょう。
そしてスプレーは、ループしてありますので、鳴らし続けることもできますし、短く切ってアクセントをつけると、ハイハット的な使い方ができます。
偽スネアは、500円玉をスナッピー代わりにし、ひそかに11レイヤーも使っております。ベロシティ1から127までクロスフェードしながら自然な音の移り変わりを体験できます。
全てのサウンドはレイヤーと別に4種類用意されていて、CまたはG(赤鍵盤)でランダムでサンプルが選ばれます。連打しても同じサンプルの連打にはなりません。(2連打くらいはありえますが)
CまたはGの半音4個上分(青鍵盤部分)に、そのサンプルを割り当てておりますので、ランダムで好ましくない音が出るときに、好きなサンプルを選ぶこともできます。
今後、身の回りでハリウッドサウンドに使えそうな「物」探しをしばらく続けていこうと考えております。
今後とも、Let's Go to HOLLYWOODをよろしくお願い致します。
作者:Yutaka Morikawa