2013年4月22日月曜日

Blenderでグランドピアノを作る2

前回の続きです。


屋根の柱がつきました。
これを作るにあたり、勉強になったことがあります。
柱の先と、屋根は垂直にあたるように設計されているそうです。
よく考えるとそれが一番合理的なんですね。重い屋根を支えるのには直角が一番安全です。
支える表面がもしツルツルだと考えると、少しでも角度がずれると滑りますね(;゚□゚)

この柱は大小2つからできており、大の中に小が収納されるようになっています。
それぞれが別オブジェクトでかつ原点の場所を統一していますので、本物のように動きます。

このころから思うようになりました。
時間はかかりますが、屋根のミラーが強いと、より本物らしく見えますね。
現実世界もかなりミラーされているところがあります。というか、現実の世界の視覚というのは、全て光の反射ですから、そう考えると納得な気もします。



さて、最初は適当にしようと思っていた部分もなぜかついついこだわるようになってきました。
この画像で大きく変わったのが、弦のピンです。
かなりの数がありますが、いくつかずつ、配列複製モデファイアーを使用して、作りました。かつ、リンク複製ですので、最初の1個を触れば、すべてのピンが変更されます。
問題は、ピンの回転角度が、オブジェクトごとに同じ向きだということです。(まあ、そこまで見えないでしょう)一応6角形で作っています。

それと、弦が乗る部分に黒い部分を配置しました。
それと下フレームの右上隅に見えますが、フレームをとめてあるボルトをいくつか配置しました。
さらに、仮ですが、ピアノの下に板が敷かれました。
屋根の角度調整の際に、柱のあたる部分が少し薄くなりました。

そして関係ないですが、屋根の左の部分が閉じたまま屋根をあけていますね。
本物ではこれはやったこと無いですが、危険だと思いますのでやってはいけません。




さてこちらの画像、先ほどと変わりはないように見えますが、実は響板(フレームの下の木の板)の位置が微妙に下がりました。そして右の弦を乗せる部分(駒といいます)が少しだけ上昇しています。この理由は、右の駒は、低音弦を乗せるものですが、低音弦は中高音弦の上に位置するので、駒も少し高くなっているのです。

これらの具合を全てネットの写真から調べるのは結構苦労しました(;´Д`)設計図なんて持っていません。


さて、次はどこが変わったでしょう?
だんだんクイズ形式のようになってきました(;´Д`)
それくらい細かいところを気にするようになってきたということです。

正解は、中身全体が少し下にさがって譜面台をセットする柱が配置されたことと、外枠の左の下の部分が少し変形したことです。

写真をよく見ていると、フレームの位置が高すぎたようです。それを調整しました。
さらに、よく見ると、枠の湾曲している先は下向きに湾曲しているではないですか。
ということで修正したわけです。


別アングルです。
ではなくて、アングルだけではなく、鍵盤近くの枠のデザインが追加されました。

下の板の長さも調整されました。
今まで写ってなかったですが、屋根のちょうつがいもきちんと作られております。

そしてこのとき、実験もしておりました。

面のスムーズとフラットどちらを使うかです。
外枠の内側(画像右奥)を見てください。カーブの手前から色が変わっています。
カーブはスムーズ、平面をフラットにした結果です。
最終的に、特別な場合を除き、全てスムーズで表現するようにしました。

なぜこのような実験に至ったかというと、レンダリング前の画像では、スムーズだと、平面でも影ができたりするので悩んでいたのです。しかし、どうやらきちんとした平面だと、スムーズでも変な影はできないことが(たぶん)わかり、こうなったまでです。



さて、こちらは、黒ボディです。
変化したところは、、、
内側にテクスチャが付きました。
テクスチャは、クラウドのZ方向の倍率を高めて横シマ模様にしました。

ここでも先ほどの三角形の影の問題が出てます。まだ修正されてなかったのですね。


つづく