2014年8月31日日曜日

Blenderで「パンちゃん」PV制作2

LINEスタンプとしてデビューした「パンちゃん」

スタンプはこちら
http://line.me/S/sticker/1013186

そのPVとしてニコニコとYouTubeに歌つきアニメーションがアップされました。

前回に続き、そのアニメーション制作過程を紹介したいと思います。

まずは動画を。
こちらです。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm24340870

最終的にはPremiere Elementsで編集しておりますが、途中の3D動画はBlenderによるものです。

今回は、1分20秒からのシーンです。

緑のパンちゃんが色つきのパンちゃんに変わっていくシーンです。
一瞬ですが、最初に前回制作したワイヤーフレームパンちゃんが緑のパンちゃんに変化するシーンがあります。
これは、Blenderによるものではなく、PremiereElementsのトランジション(だっけか)のディゾルブを使用したものです。AとBの動画を交差させたりするときに使うものですな。

さて、緑のパンちゃんですが、最終的には、立体的な白黒のパンちゃんに仕上がる予定なので、マテリアルの調節により、陰影もありで、それなりの影もつくようにセットしました。(詳細省く)

そして、まずカメラを下の図のように3つセットしました。
 
 
色を見てわかるように、真ん中のカメラを親として親子関係にしました。これで、真ん中のカメラにキーフレームを挿入し、徐々に移動させることで、左右のカメラも連動して同じ高さを保って動いてくれます。
カメラの切り替えは、手動です。ここからここまでがどのカメラ、と決めておき、レンダリングの際に、フレームを指定するだけです。
 
 
 
最初は上の図のように全身緑のパンちゃんが、

 
 
フレームが進むごとに、そのとき写っているパーツの色が徐々に正しい色に変わるわけです。
難しいこと無いです。マテリアルの色設定にキーフレームを挿入するだけです。
あとはタイミングの問題だけで、技術的なことはそんな難しいことしてありません。



 
 
そして最後また一瞬ですが、できあがったパンちゃんに、黒い線の縁取りがなされます。
これは最後のフレームと全く同じアングルで、BlenderのFreeStyleを使用し、線のある画像を作るだけです。それを、最初と同じように、Premiere側で変化させるだけです。
 
続けて見ると、ワイヤーフレームのパンちゃんが、ワイヤーでなくなり、色がついていって、最後には、スタンプのように、線がつく(厳密には、動画のパンちゃんは少し影を滑らかにし、立体的にしてあります。)というシーンになるわけですね。
 
カメラワークがセンスを生むのでしょうけど、めんどくさがりと急いでいた私は、こんな単純なカメラ設定となりました。というか、センス無いから思いつきません。
 
 
次回はパンちゃんが歩いているシーンを紹介したいと思います。



Blenderで「パンちゃん」PV制作1

LINEスタンプとしてデビューした「パンちゃん」

スタンプはこちら
http://line.me/S/sticker/1013186

そのPVとしてニコニコとYouTubeに歌つきアニメーションがアップされました。

今回はそのアニメーション制作過程を紹介したいと思います。

まずは動画を。
こちらです。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm24340870

最終的にはPremiere Elementsで編集しておりますが、途中の3D動画はBlenderによるものです。

Blender使用アニメーションは、まず、15秒からの緑色のパンダのシーンです。
これは、まず完成したパンちゃんのマテリアルをすべてワイヤーフレームにします。
 
 
陰影無しにチェックを入れ、立体感もなくします。
 
そして、それぞれのパーツが正しい位置にたどり着くフレームで、トランスフォームに、ショートカットキー「i」でキーフレームを挿入します。
これで、そのパーツはそのフレーム目には必ず最終的な正しい場所にたどり着きます。
そこから1秒60フレームで逆算して、そのパーツを本体から離してキーフレーム挿入です。
 
それを各パーツに実行して、最終的に0フレーム目には下のような配置になります。

 

口の中が赤いのは、ワイヤーフレームでは、オブジェクト内のマテリアルの一番上が適用されるようなので、今回は口の周りを緑にすれば、レンダリングでは、赤の部分も緑になったということです。

これを、アニメーションで見ると、それぞれのパーツが正しい位置にしゅぅぅぅっとくっついていくわけです。
それだけではおもしろくないので、カメラを2周させることにしました。
下の図は上から見た図です。
 
カメラ選択、続いてパンちゃん選択、コントロールTだったかな・・・?それで、カメラの方向をパンちゃんに固定し、上の図のようにカメラをパス上を動かす・・・予定だったのですが、パスに沿って動かすことに慣れていない、しかも、2周するということなので、さらにわからなくなってしまったので、私は、他の方法をとりました。
 
上の図の円にカメラをコントロールPで親子関係を持たせます。
カメラ>円>P、の順で円が親です。
これで、円を720度回転させることで、カメラがパンちゃんを見つめながら、2周するわけです。
もし、完成したアニメーションより、もっとアップのアングルで、下から上へ動かしたければ、説明の必要は無いですね。円を上下させればいいわけです。
 
この方法は、楽なのですが、ひとつ罠に引っかかったことがありました。
円自体を移動しながら回転させると、カメラの移動速度が変わってしまうのです。
そういうことを避けたければ、きちんとパスを使って追従させるべきでしょうね。
 
 
まだまだBlenderを使いこなせてない私でした。

次回は、次のシーン、パンちゃんの色が変わっていくシーンの解説をしたいと思っています。

2014年8月22日金曜日

LINEスタンプあれこれ

LINEスタンプ「パンちゃん」をリリースして数日間、売れ行きと総合順位を監視しておりました。
他の方のブログにもあるように、ほぼリアルタイムといえる、数分単位で順位や売り上げが更新されていきます。

私の場合は、1000位から2000位を移動しているのですが、最初10個ほど売れたときに1400位だったのですが、40個以上売れた現在2000位まで転落してしまいました。

単純に考えてなんかよくわからない・・・。
なんで前より売れてるのに、前より順位が下がってるのか。

そして、1000位あたりのときは、1個から3個くらい売れると順位が±5くらい変動していました。ところが、数分のうちの更新で一気に200位くらい落とされた瞬間がありました。
これは何が起きたのかよくわかりません。

察するに、

1.見えない力が働いた
2.大量に誰かが自分より下の順位のスタンプを買い付けた
3.新規スタンプが、1000位より上に最初配置される?

とにかく、状況はよくわかりません。

中には、ずっと売り上げが数百円とか1000円くらいだったのに、ある日突然1日何万円にあがった人もいるようで。原因は、ブログや、まとめサイトに載ったとからしく、ひょっとするとパンちゃんにも奇跡が!?

まあ、そんな大ヒットすることは無いだろうと予想しつつもかわいいパンちゃんを売り出しているので、温かく見守りたいと思います。

皆様もよろしくお願いいたしまする。

http://line.me/S/sticker/1013186
パンちゃんに7清き1票を!○┓ ペコリーン

2014年8月21日木曜日

「パンちゃん」のプロフィールができました

簡単ではありますが、「パンちゃん」のプロフィールページを作りました。
http://major7th.jp/profile_panchan/

2014年8月20日水曜日

BlenderとInkscapeで作ったLINEスタンプ「パンちゃん」


こんにちは、パンちゃんです。

この度めでたく、LINEクリエイターズスタンプとしてデビューをはたしました。

スタンプ詳細はこちらです。
http://line.me/S/sticker/1013186

今回、「私はこうやって生まれました」的な記事を書いてみようと思います。

実際タイトルにあるように、作者のYutakaさんは、手書きで私を描いてはいません。

Yutakaさんは絵が下手なんです!

とくに、立体を描くことができず、
 
 
このような構図の右手のパースが描けないようです。
それは困ったということで、YutakaさんはBlenderを使用できるということで、Blenderでモデリング、そして、スタンプを作成したようです。
 
 
 
Blenderといえば、
 

 
こんなものやこんなものを作ることができるフリーの3Dソフトです。
どちらもYutakaさんの作品です。
 
では、このようなリアル画像を作るソフトで、どうやって私のようなかわいい(?)2Dパンちゃんを描いたのでしょうか?
 
 
こちらをご覧ください。
 
これはパンちゃんの制作途中のBlenderのキャプチャですね。
パースのついた図が描けないYutakaさんは、こうやって3Dモデリングでパンちゃんを書いていたのですね。なんとも遠回りな(;´Д`)・・・
 
しかしYutakaさんにとってはこの方が、理想の構図が描けるようです。
 
おやこの図の左上、拡大してみましょう。
 
テカテカじゃないですか!
そうです、3Dソフトですから標準では、このような立体的な絵になるわけです。
これはこれで、「おおお、立体的や」と、すごい気もしますが、今回は2Dアニメのようなイラストが欲しいわけです。ですので色を塗りなおしましょう。
 
といっても、フォトショップなどで、チマチマやるわけではありません。それもBlenderでやっちゃいます。
まず、この図のマテリアル(色設定とでもいいましょうか)のおおまかな設定を見てみましょう。
 
たくさんある設定の中で、重要そうな部分をキャプチャしました。
これは顔を選択した場合なんですが、目の黒い部分と、顔の白い部分の二つ設定があります。そのうち白のほうを見てみましょう。
重要なのはディフューズ、スペキュラー、シェーディング、あたりでしょうか。
これをチョチョイと変更して次のようにします。
 
ディフューズのタイプを、ランバート(BaかPaかわからん・・)からトゥーンに変更。
まずこれで、色がくっきりとした感じになります。え、なってない?なって無い場合は、サイズとスムーズを調整してみて下さい。触ればどう変わるかわかります。
そして、光沢(テカリ)を消すため、スペキュラーを0にしています。
 
白でなく、黒の場合や、影すらいらない場合は、手っ取り早く、シェーディングの「陰影なし」にチェックを入れ、単色にしてしまいます。
 
これで設定しなおしてみましょう。
 
こんな感じになりました。左上も拡大してみましょう。
 
あれ?まだなにかちがいますね。
3枚並べてみましょう。


 
背景が灰色なのは、おいといて、んー、テカリはなくなりましたが、まだスタンプとは違うところが・・・。
そうです!線です!輪郭の線です!これがあってこそ2Dイラストっぽいです!
 
実はこれもBlenderでできてしまうんです。
Yutakaさんは操作があまりわかってないようで、思考錯誤しつつ何とかそれらしく見えるような設定にできたようですが、正しいか間違っているかはわかりません。しかし、今回はイラストの完成が目的ですので、目に見える形に問題なければそれで良いという事から、設定は不安定なまま通過しました。
ではその不安定な輪郭線の設定を見てみましょう。
 
まずは、レンダー設定画面のFreeStyleにチェックを入れます。
これは先ほどの、「線を描くよ!」という指令です。
 
次はFreeStyle設定の右下のカプセルみたいなボタンを押すと、下の画面に移ります。
どうやらレンダーレイヤーの設定に飛んできたようです。
こちらの、「FreeStyleラインセット」というところで、この図のように設定しました。LineSet2というのは使ってません(チェックはずしてます)ので、いりません。

 
 
ここで、グループボタンがONになっており、グループの設定項目がでており、そこに、「line」というグループが設定されています。
 
これは、lineというグループを作り、線の欲しいオブジェクトを、そのグループに所属させているのです。そしてここで、lineグループには線を描きなさい、と指示しているわけです。
 
顔のオブジェクト設定を見てみましょう。
このように、lineというグループに所属させています。
 
 
 
ですので、このFreeStyle設定の場合、オブジェクトをグループに所属(追加)し忘れると線は描画されないと思います。
 
さてこれで、輪郭線ができあがりました。
最後に、レンダー設定のシェーディングでアルファ(この図ではとぎれてアルフになってます)を透過にします。これで背景が透明状態になります。もちろん書き出すときは、アルファチャンネルを持つPNGで書き出して下さい。




まあまあ、こんな感じで、これが、
 
 
これになるわけです。
 
 
あとは、Inkscapeをつかって、途切れた線とか、文字を入れたりで、
 
スタンプのできあがりとなります。
 
Yutakaさんによると、現在キモカワアイドル「パンちゃん」をプロモーション中だそうです。
よかったら是非皆さん、私のスタンプをポコポコ押して、お友達に「いや~ん、きもかわゆ~い!」っといわれて悦に浸っていただきたくあります。
 
こちらでスタンプ全て見れますので、
http://line.me/S/sticker/1013186
 どうぞご覧あれ。
 
今後ともパンちゃんをよろしくです。

2014年8月18日月曜日

自作ラインスタンプ「パンちゃん」

http://line.me/S/sticker/1013186
↑これです。

ラインスタンプは、兄から勧められ、まあやってみようということで、制作にとりかかりました。

イラストが下手な自分にはけっこう大変でしたが、あれやこれやと工夫してこのスタンプの姿になりました。

40個あまりの画像を用意しないといけないわけですが、それがまたけっこう大変。
40個画像にするという作業も大変だけど、40種類のネタを考えるのがもっと大変でした。

そして7月の15日頃には完成し、申請できたのですが、そこから、2、3日アップデートの日付が変わり、24日頃に審査中に変わり、また2、3日アップデートの日付が変わりました。
そして7月26日で止まったままでしたが、8月18日にめでたく承認メールが届きました。

承認まで1ヶ月ほどかかったことになりますね。

リジェクト(一時的審査オチ)が恥ずかしくて、スタンプ制作をの報告をせぬまま今日まで待ちました。どれかの画像にひっかかってリジェクトかなーと思っていたら、一発審査OKでよかったです。

http://line.me/S/sticker/1013186

かわいい「パンちゃん」スタンプをご利用下さいませ(´ω`)

第2作目も、違うきゃらでのんびり作っております。。。申請するかどうかはまだ謎ですが。

この記事のラベルがおかしいって?
いや、気のせいですよ、おかしくないです。正しいです。

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