2014年9月27日土曜日

Hollywood Stringsをキースイッチで操作する1

Hollywood Stringsとは、

これです。はい。

なかなかのお値段ですが、している限りのオーケストラStrings音源ではこれが一番では無いでしょうか。

ただし、HDDでは読み込みに時間がかかるため、SSDでの使用をお勧めといったところです。

私はオーケストラを制作するときのテンプレートとして、同じHollywoodシリーズのBrassとOrchestral WoodWindsの3種+コンタクト音源いくつかの、おおよそですが、100パッチ以上を立ち上げます。そのほとんどが先ほどのHollywoodシリーズです。
そしてそれの読み込み時間ですが、Cubase7の環境では、全てのパッチの読み込み完了までSSDの場合で約3分かかります。これがHDDだと20分くらいかかるという話も聞いたことあります
ちなみにプロジェクトのセーブは40秒ほどかかります。オートセーブが働いているので、15分おきくらいにフリーズしたみたいになって、けっこうイライラします。私はこれを、よそ様のサイトでも使われていた言葉を拝借して、「謎のオートセーブ」と読んでいます。

さて、Stringsだけで約35パッチくらい使います。
つまり、Violin1、Violin2、Viola、Cello、DoubleBass、この5種×7パッチずつくらいです。
これを35トラックにわたって、ずらっと並べると、ボリュームの一括調整や、リバーブのまとめ掛けのためにグループチャンネルを組む必要があったり、それが必要だったり気にしない人はいいですが、けっこうめんどくさかったりします。

そこで、その7チャンネルを1チャンネルで操作できないか
そう、KONTAKTのStringsのように、低音部のキースイッチでSustainやSpiccatoなどを変更できないか。

それを可能にするのが、CubaseのVST Expressionです(かねぇ)。
たしかCubase6くらいから対応だった気がします。

簡単に説明しますと、音源側の先ほどの7つのパッチににそれぞれMIDIチャンネルを割り当てておき(この場合1~7)、Cubaseで指定したキーをONにするとチャンネルが変わるといった感じですが、もう一つ仕組みが重なり、実際にはキーでチャンネルを変えるのではなく、ピアノロール画面の一部を使って、画面上で操作します。
いろいろ設定の仕方があるようですが、私の設定は、ノート1音ごとすべてにチャンネルが割り当てられるように設定してあります。つまり、まず、8分音符で8個Cを入力して、それらを全て選択して、Spiccatoになるように指定してやると、それらの音はSpiccatoになるわけです。
これは、1つのトラックの中で、Spiccatoのチャンネルを選んで鳴らすという仕組みです。
VST Expressionを使用しなくても、チャンネル操作だけならば普通に可能だった気もしますが、VST Expressionを使用することで、視覚的に、どのアーティキュレーション(この場合チャンネル)を使用しているかわかりやすくなるわけです。

言葉だけで説明してもわかりにくいので、次のページで画像を見ていきましょう。

つづく
http://studio-major7th.blogspot.jp/2014/09/hollywood-strings_27.html

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