ノイズ除去処理サービスを開始したのに、なぜ動画ファイルの音声を扱わないのか。
これには理由があり、動画から音声を抜き出して、音声で納品するのなら取り扱いできます。
しかし普通は動画で依頼したら動画で戻ってきて欲しいでしょう。
音声のノイズ処理をしたあと、動画に音声を再び入れ込むには、うちの環境では、動画を再エンコードしなければならず、動画の質を落としてしまうことにつながるからです。
話はそれますが、よそ様のサービスでは、音声処理サービスで、「声を聞き取りやすく」とか、「ピアノのボリュームをそろえて」や、「残響を消して」といったサービスもございます。
うちがなぜそれをやらないか、技術が難しいというのもありますが、一番の理由は、音質劣化です。
例えば、ホールで演奏したピアノは残響があってピアノの音だと思っております。
特殊な事例を除いて、コンプをかけたりするのも、原音の質を損なうことだと思っております。
ノイズ処理はいたしますが、できるだけ原音を大切に、これがStudio Major7thの考え方です。
ピアノの聞こえにくいところを持ち上げたりしていると、もはやその方の演奏ではなくなってしまいます。状況判断で原音をできるだけ残すことを大事にしています。
目的は、ノイズ、雑音の除去です。原音を格好良くではないのです。
話は戻ります。
動画と音声を再エンコードせず、無劣化で一つの動画にする方法はないもんでしょうか。
ご存知の方いたら、一声おかけください。
Studio Major7th
http://major7th.jp/noise/