2016年7月29日金曜日

KVR Marketplace での購入方法

さまざまな音楽用プラグインを紹介しているKVRが、販売サイトを立ち上げました。

KVR Marketplaceです。

まだ登録されている数は少ないものの、今後期待されると思いますので、購入方法を紹介いたします。

Studio Major7thの「Pou」を自分で購入してみました。
そのときの様子を画像を追って見ていきましょう。

まずはログインできるように、アカウントを作成して下さい。
ここは画像を省きます。

つぎに、目的の商品ページを開きます。

この右上の方にBuy Now!の文字が見えます。
こちらをクリックするとカートに追加されます。



2016年7月29日現在では、8月1日まで、UVIのピアノ音源が無料で付いてくるキャンペーンを行っておりましたので、itemsがかってに2 itemsになります。

そのまた上のカートボタンを押すと、チェックアウトへ向かいます。


カート内を見ると、Pouと、キャンペーン中のピアノ音源が入っているのがわかります。
個数をよく確認しておきましょう。間違って2回押すと2個買ってしまいます。

これでよければCheckoutをクリックしましょう。

下の画像はカートの中身のページです。ここでクーポンがある場合は、左下に入力して、その右のボタンを押すと、値引されます。


そしてNextで進むと、購入者の情報入力画面になります。



名前、会社(私は省きました)、メールアドレス、電話(これも省きました)、住所、市、国、県、郵便番号、あと、ニュースレター的なものの要ります要りませんのチェック。
さらにNextで進むと、クレジットカードの入力画面になります。
PayPalに対応して欲しいところですが、今(2016/7/29)のところありません。
右上は、先ほど入力した個人情報です。
クレジットカードのページが、購入確定ページです。Terms & conditionsは利用規約です。
I agree(同意します)にチェックを入れてSubmit Orderで確定です。


完了すると下のようなページに進み、ダウンロードリンクであったり、シリアルだったりが表示されます。この情報は入力したメールにも届きます。



これで、購入完了です。How to installを読んで商品を手に入れましょう。



ちなみに、KVRでは総容量1GB以上のファイルを扱えないので、Studio Major7thの商品は、大きなファイルは分割して、1つはKVRから購入、残りはストレージサービスからダウンロード、2つを結合して解凍(結合は7-Zipで自動で処理してくれます)、という形式をとろうと計画しています。
現在KMG7のダウンロードを試験的にそのようにしています(いつもどおりフリーです)。お手数かけますが、ご協力くださいませ。



あと、販売者として、実験しましたが、Pouのファイルを一時的に他のものと置き換えてみると、ダウンロードページのファイルも変わりました。すなわち、バージョンアップをした場合、販売者が、ファイルを置き換えるとダウンロードファイルにも反映されるようです。アナウンスがあったりすると、チェックするのもよいですね。(ダウンロードページ、すなわち購入した商品はこちら https://www.kvraudio.com/marketplace/orders/ から確認できます。)

では、よいプラグインライフを(´ω`)ノ

2016年7月13日水曜日

ギター音源の自論 - 傷ついたレンガ

とりあえず、私がKMG7の作者です(・ω・;)ゞ

最近ツイートを見ているとエレキギター音源がどんどん増えている気がします。

外国製品はあまり知らないので、国産品でお話を進めますが。

KMG7はKMGと書きます。
ほか、AとBとCとします。何がどの音源かはご想像にお任せ。


まず、それぞれの簡単な特徴から

 以下、私個人が感じた評価です。
ちなみにKMGは無料なのでこれらの評価に差別はしていません。

Aの特徴
世界的知名度=高
価格=高
出せる音の種類=多い
音質=良
操作性=不明
 
Bの特徴
世界的知名度=普通
価格=普通
出せる音の種類=普通
音質=良
操作性=普通
 
Cの特徴
世界的知名度=低
価格=普通
出せる音の種類=多い
音質=良
操作性=難

ついでにKMGの特徴
世界的知名度=普通
価格=無料
出せる音の種類=普通から少なめ
音質=低
操作性=良


ということで
KMGの特徴としては
基本フリーである。
ABCは有料。

7弦である。
いろんな方のブログを読ませていただくと、フリーで7弦は貴重であるらしい
7弦まででるのはABCで1つのみ。(なんか人狼ゲームみたいになってきた)

音色選択はキースイッチがメイン。ベロシティ100までは若干内部フィルターで音が変わるだけでほかに機能はない。101から110に同じサンプルでアタックが強くなり、111から127にPHがある。
レイヤー的には2~3レイヤーという感じ。
ABCはレイヤーが多い(と思う)。かつ出せる音色の種類も多い。
この点ではKMGは劣っている。でも僕が使うぶんには気にしないヽ(´∀`)ノ

チョーキングとビブラート
これは、どちらもひとつのサンプルで機械的に変えます。
ABCはそれぞれのサンプルがあると思われます。これもKMGが劣っています。考え方を変えると操作が楽。

音質
そんなによくないですヽ(´-`)ノ
もともと自分のために制作した音源だったので、歪んでかっこよければよいと思っていたのでそこまで重視していませんでした。
しかし、ABCをきいて(BとCはクリーントーンも)KMGがどれほど音質が悪かったかわかりました。
しかし今回は、それに関する自論なので、よかったら最後までお読みください。

操作が簡単(なはず。)
バグを除いて、音が鳴りっぱなしになるモードはなく、キーリリースか、サスティンペダルOFFで必ず音が止まる。ABCはすべて、どちらにするか選択できたはず。しかし考え方次第では、KMGはサスティンペダルでなりっぱなしになるので、操作できるともいえます。KMGはソロモード時にリアルタイム入力でリアリティを出せるような作り方をしています。

そして、知名度!
なぜかKMGは海外によく知られている!
ヨーロッパあたりからよくメールがきます。


さて、ここからは、KMGをすすめる自論です。KMGが嫌いな方や興味ない方はここで終了で、、、、はありません!
使ってない人こそあえて一度読んでもらいたいと思っています。


ちょっと毒舌も混じるかもしれません。すみません。
よそ様の音源をけなしはしません。
そうでなく、KMGの良いところに目を向けていただきたく思いました。

そもそもギター音源で生ギターを表現することじたい、難しく、生演奏にはほど遠く勝てないのです。ですから、ギター音源が最終工程にて必要な方は、ギターの弾けない方がほとんどです。私もそうです。だから1個ずつ弾いて録音して音源にしたのです。それがKMG7です。

で、演奏のうまい人がギターを弾くと、音の粒がそろいます。下手な人はバラバラです。
一般的に良いギター音源と呼ばれるものは、うまいプレイヤーが演奏して録音しています。これは当たり前ですね。KMGは逆ですが。

ではなぜKMG7をあえてお勧めしたいかというと、僕が感じるに、、、

フリーだから(´д`)

じゃないんです!それも使う側のメリットのひとつですが、僕にメリットなんてないんです(笑)だけどお勧めしたいには理由があるんです。

「DTMのエレキギター音源の最終的な評価は、打ち込む人の腕にある」

と思うからです。

KMGのチョーキングはなぜサンプリングでなくベンドで操作するのか、これは、(録音できなかったというのも大いにありますが)サンプリングだとチョーキングがリアルにはなりますが、スピードが調節できないんです。できても速さが変わるだけでニュアンスを変えられません。
よく打ち込みギターでうまい人の曲を聴きますがソロのときに残念さを感じることが多いです。
「ああ、ベンドが機械的な打ち込みだ・・・」ってのがよくあります。
え?KMGはベンドだからよくない?
そうじゃなくて、打ち込む人の腕です。ベンドをリアルタイムで操作すればよりリアルに近づきます。ただしそれでも、ギターリストからすると、ギターのチョーキングではないといわれます(シンセソロだといわれます)。でも機械的よりはましでしょう。
あとは、スピードコントロールできないチョーキングサンプルを鳴らすか、自由なチョーキングを自分で操作するか、お好みしだいです。僕は、キーボード操作に慣れていたので、KMG7をベンド操作する音源にしたということです。

次に、KMGの音質が悪いのになぜお勧めするか、これはまず、音質はごめんなさい、そのうち時間あればノイズ除去します(←それだけの問題じゃないやろヽ(`Д´)ノ)。
音質のもうひとつに粒のそろいがあります。KMGはギターの弾けない僕が一生懸命弾いたので粒がバラバラです。

ここで今回のブログの本題です。

うまいプレイヤーが録音すると粒もそろい、音色も何度弾いても同じ音が出せます(現役○A○A○Aギター講師のお言葉です)。そしてそれを生で聴くときれいで、生々しさに感動するわけです。
しかし、僕が思うに、きれいな音を人間のニュアンスで弾いているから生々しいのだと思っています。
きれいな音を、100%ずれないシーケンサーで8分音符を刻むとラウンドロビンがあってもマシンガン効果は避けられません。むしろ、きれいな音で粒がそろっているためにラウンドロビンが効果を発揮していないのだと思います。
人間が表現する微妙なリズムのノリ(ずれ)が粒ぞろいの音をリアルに表現している(というかリアルですから)のだと思います。
この場合下手な演奏もリアルといえるでしょう。

だから、これが自論ですが、音源のサンプルがきれいであればあるほど、その音源を打ち込みでリアルに表現するのが難しくなっているのではと思っています。
リアルな音源は、それだけギターに詳しく熟知した者で、打ち込みの技術を持った者でないと、リアルには扱えないのでは、と思っています。

だからKMG7をお勧めしたのです。
負け惜しみに聞こえたり、偶然の産物に聞こえますが、

つるつるのきれいなレンガを1/100㍉ずれずにきれいに並べた壁より、少し傷ついたレンガを全くずれずに(または少々のずれありで)並べた壁のほうが人間味があるのでは、と思うしだいです。
もちろんつるつるのきれいなレンガを味のあるようにずらしたり工夫して並べられる人は、そちらのほうが表現力があります。同時に難易度も上がりますよと。

KMGはギターが下手な作者が弾いたために、傷ついたレンガのようなサンプルだらけです。
しかし、それらは、ロボットに寸分違いなくきれいに並べさせるだけで新人職人さんが並べたかのような壁になります。下手さ加減が生んだ偶然の産物がKMG7です。

ギターの仕組みや演奏を熟知していて、打ち込みに自信のある方は、値段が高くて操作性が難しくても、いろんなことができるギター音源を買うのがよいでしょう。
ギターを詳しく知らず、ほとんど弾けない人は、高性能ギター音源を買っても、その音源の真の能力を発揮することはとても困難です。お金に余裕があって、じっくり使い方を覚えるなら問題ないですが、お金もきつい、操作を覚えるのもだるいという方は、KMG7といわずとも、まずは、フリーの音源で楽しむのもありじゃないでしょうか?

ひとつ気づきませんか?
高価なギター音源はいい音が出るのに、ギターを熟知したものしか効果が期待できない。
ギターリストはギター音源要らない。
ギター音源制作者としてはとても切ないことなんですよ。

KMG7はこれまで何度も言ってきましたが、2.9.0の現在のバージョンではフリーです。
現在のものはこれからも、権利が自分の手元にある間はフリーでいきたいと思っていますが(ちなみにこれは日本語を理解できる方のみであり、海外にはドルで売るかもしれません)、

私はギター音源を自作するぐらい貧乏なので、

最近はちょっとくらい商売させてもらってもいいかななんて考えています。_o/|_ ユルシテ
かといって、いまさらKMG7 2.9.0を有料にはできませんし、国内ではそうする気はないので、この前すこしツイートしましたが、KMG7 IIとか、アドバンスドとかスペシャルとか、そんな感じで、より良いものに引き継ぐことができたときは、それを有料(安めに)で販売させていただこうかなんていう計画はなくもないです。しかし、ほかの音源も制作しているので、まだまだ先の話になりそうです。

それまでは、KMG7をお使いの皆様、どうか傷ついたレンガを味のあるように並べてやってください
よろしくお願いします。
そして今更ですが、KMG7をメインで使用して作られた楽曲が公開されたときは、ぜひお知らせください。じっくり聴かせていただきます。

2016/7/13
Studio Major7th
KMG7制作者:Yutaka Morikawa
http://major7th.jp/kontakt/kmg7/

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